2011年5月31日火曜日

トンネル火災

石勝線で気動車のトンネル火災事故が発生した。
乗客の一人が「燻製になるところだった」とJR北海道の対応にあきれた感じです。

1972年に発生した北陸本線 北陸トンネル火災事故から、乗客への避難はトンネルを通過してから行うように改められた。
トンネル内に停車すると、煙が充満して避難や消火活動を難しくさせるからである。
今回は動力軸が落ちて、急にトンネル内に停車して、動けなくなった事によって、避難指示が遅れたものである。
車掌は業務無線で現場の状況を伝えていたが、中央指令は「煙が車内に入るので、扉を開けないように」と指示したため、乗客に避難指示を出せなかった事情がある。
マニュアルとしては、車内待機
現場の状況としては 車外に避難
結果的に乗客主導で避難したため、無事に避難を終えている。

一般的に軽油は発火点が高く、火災発生しにくい性質ですが、今回車内火災が発生したのが、原因がまだわからない点があるのですが、車内からの脱出方法については、現場の状況を確認出来なかった点については、検証・対策を講じる必要はある。

つくづく地方路線を維持するのは、継続的な努力がいりますね。

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