2011年5月23日月曜日

新興国市場投資での注意点

年金基金を中心に機関投資家が新興国市場への投資比率を高めるそうで。
(みかか系の基金が数百億規模等)

日本市場が低成長と軟調な状況の中、外国株の値上がり率には目をみはるものがあります。
資金需要が旺盛で、成長力が高い新興国への投資を増やすのは、自然な流れかも知れません。

外国株を投資する際のリスクとしては
1.流動性による価格変動
2.情報開示
3.為替リスク
が挙げられます。

新興国市場では数年に1度、いわえるバブル状態になり、市場が崩れる事があります。
高い利回りを求めて、過剰に資金が流入して高騰した後、急落します。
急落する局面では、ストップ安で買いが乏しい為に値がつかない事もあります。
実体経済と資金流入や市場参加者の動向等を見定められたらいいのですが。

今はネット+翻訳サービスがあるので、情報については時間差はあまり無い状況です。
海外の市場で整備されている所は、現地語+英語での開示を行っているので、日本はちと遅れているかも知れません。

一番の問題は円貨に戻す際、取得価格より円高になっているので、株価は上がっていても円換算では損をしている事があるので、売って手仕舞いするのは難しいですね。
円の上昇率と現地の株価の上昇率を見定める必要があります。

経済自体は健全な成長であれば、長期投資を前提にして検討された方がよろしいかと思います。

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