2011年1月20日木曜日

B787 7度目の引渡し延期

 試験飛行中の電子系統による火災によって、1号機の引渡しが7月に延期されるようです。
 順調に行って初就航は来年の初めになりような予感。
 相次ぐ遅れは設計と実際の組み立ての差異やすり合わせの不備等 部品の請負会社に任せすぎていたと言われていますが。
 従来機と違って、胴体の半分を炭素繊維を中心とした複合材を採用にする事により、機体の軽量化と燃費効率の向上(B767比3割減)を図るものです。
炭素繊維の複合材をグルグル巻いて、プラステックで固める機体構造のようです。
金属性に比べて軽いので、愛知で作って貨物機でシアトルまで運ばれます。
従来のリベットによる接着ではないので、気圧の変化による金属疲労は起こさないのですが、樹脂で機密性を保つ事が出来るのか、接合部分の検証が気になるところ。
ビジネスジェットでは、複合材機体の就航は実用化されているので、大きな問題は起こらないと思いますが。

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