2011年6月10日金曜日

化学・ゴム セクター

最近の株式市場で賑わっているのは、化学・ゴムセクターである。

特にJSRは連日高い。
主に自動車用タイヤの合成ゴムを製造しているが
1.天然ゴムの上昇
2.自動車用タイヤの需要伸び
3.低燃費タイヤ素材の引き合い
と年率2~3割成長出来る余地がある。

これからも新興国を中心に自動車需要が伸びている中、タイヤ販売を伸ばしており、原料高のタイヤメーカーに比べて、合成ゴムの需要が恩恵を受けるであろう。

あと一つ注目したいのはタイの化学メーカー IVL
INDORAMA VENTURES PUBLIC COMPANY LIMITED
インド資本の石油化学メーカーで、主にPET 製造(年 194.8万t 世界第二位)
ポリエステル・ファイバー ポリエステル・ヤーンを製造している。
タイ市場に上場しているけど、事業はインドネシア・中国・メキシコ・ポーランド・米国と幅広い。
去年事業再編して上場した会社だけど、上場当初は20Bから最高56B(現在44B)と急騰している。
新興国に製造拠点があるのが強みですね。
綿花価格が不作で高値になり、代替品としてのポリエステルの需要が伸びているのが業績好調の理由ですが、新興国を中心に事業拡大を進めているのも買われた理由でしょう。


石油価格の下落により、利益の続伸は厳しいかもしれませんが(マージンの低下)、今後もポリエステルの需要が堅調なら、40Bを切るなら押し目買いかも知れません。

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