火災を起こした事故が、記憶に新しい。
乗客291名の内、半分近い141名の乗客が中国人の乗客。
つまりアシアナ航空は、中国からの乗り継ぎ客の獲得に力を入れている。
かつて日本の地方空港から仁川空港経由で、北米や欧州 オセアニアに乗り継ぐ
需要を獲得していたのを、中国大陸でも行っている。
なぜアシアナ航空事故機乗客の半数は中国人だったのか?(WSJ)
日本でも第三国経由の航空会社を利用すると、割安で利用する事ができる。
かつては、大韓航空やアシアナ航空が行っていた事を、中国の航空会社が行っている。
ところが、中国国内から海外に行く際は、中国の航空会社は割高になる。
上海~サンフランシスコ
中国東方航空 7600元 (約12万6千円) アシアナ航空 4800元 (約8万円)
中国の航空会社を利用する場合は、基本的には拠点空港からしか北米・欧州に就航していない。
中国国際航空 北京, 中国東方航空 上海(浦東), 中国南方航空 広州,
2000年頃から北米と中国への直行便が増えているが、2ヶ国間の航空協定に基づいて、
増便は簡単には出来ない。
大韓航空 22都市 アシアナ航空 21都市 日本航空 6都市 全日空 10都市
大韓航空 22都市 アシアナ航空 21都市 日本航空 6都市 全日空 10都市
旺盛な中国からの旅客を、韓国や日本の航空会社が、中国の地方都市から獲得している。
最近は尖閣諸島をめぐる問題で、日本経由を避けている事情もあり、航空運賃が安く乗り継ぎも
便利な韓国の航空会社を利用する傾向にある。
死亡事故を経験していないアシアナ航空としては、事故対応が後手に回った感がある。
今回の事故は、副機長の習熟飛行中に起きたもので、エアバス機からボーイング機への移行
時期に、自動速度調整装置についての認識が違ったため、失速を起こしたと言われている。
大韓航空機の事故に、機長と副操縦士の意思疎通が食い違った為に、事故に至った事例がある。
韓国独特の年功による指揮命令があったのか、操縦室内での行動が解明される事を待ちたい。
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