2012年11月13日火曜日

韓国トヨタの挑戦

 韓国で日本車の攻勢が相次いでいる。
 米国 EUとのFTA締結に伴い、米国・EUから生産された車両を、低関税で
輸出出来るからである。
 また、韓国国内で最大のシェア(7割)を誇る、現代・起亜自動車の
最大の収益元である、韓国国内での中大型車市場を牽制する目的もある。

 トヨタ 現代自動車を狙い撃ち (朝鮮日報)
 韓国国内での市場で利益を稼ぎ、海外市場で低価格攻勢をかけている。
 韓国最大の収益源が、大型乗用車である。
 日本国内と異なり、大型のセダンを好む傾向がある。
(最も売れ筋なのは2Lセダンのソナタ)
 価格も米国市場より4割高いとも言われている。
 車両価格をさることながら、オプション別装備を多い事も、割高感を高めている。
 そこに、FTAで関税が安くなった米国生産のセダンを投入し、価格競争力を高め
これまで手薄だった市場(年1万台)を拡大しようとしている。

 日本では現代自動車は、乗用車の販売は撤退しているが、バスが2千万円台と
国産バスより安く、競争の厳しいバス事業者で導入が進んでいる。
 小型車生産の拠点、インド工場から右ハンドル車の小型車を、日本市場に再投入
する計画も持ち上がっている。
 スズキは、米国市場の小型車販売を撤退して、タイ工場を新たに稼動させる。
 トヨタもインドネシアに、輸出用の生産工場建設の準備を進めている。
 これからASEANを中心に、自動車需要が伸びてくると思われる。
 2014年 タイ インドネシア 年間140万台(予想)
 2011年 タイ トヨタ+レクサス 35.5% ホンダ 10.6% 日産 8.7%
 2011年 インドネシア トヨタ+ダイハツ 50.4% 日産 6.3% ホンダ 5.6%
 自動車産業の競争は、より一層激しくなりそうです。

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