韓国で日本車の攻勢が相次いでいる。
米国 EUとのFTA締結に伴い、米国・EUから生産された車両を、低関税で
輸出出来るからである。
また、韓国国内で最大のシェア(7割)を誇る、現代・起亜自動車の
最大の収益元である、韓国国内での中大型車市場を牽制する目的もある。
トヨタ 現代自動車を狙い撃ち (朝鮮日報)
韓国国内での市場で利益を稼ぎ、海外市場で低価格攻勢をかけている。
韓国最大の収益源が、大型乗用車である。
日本国内と異なり、大型のセダンを好む傾向がある。
(最も売れ筋なのは2Lセダンのソナタ)
価格も米国市場より4割高いとも言われている。
車両価格をさることながら、オプション別装備を多い事も、割高感を高めている。
そこに、FTAで関税が安くなった米国生産のセダンを投入し、価格競争力を高め
これまで手薄だった市場(年1万台)を拡大しようとしている。
日本では現代自動車は、乗用車の販売は撤退しているが、バスが2千万円台と
国産バスより安く、競争の厳しいバス事業者で導入が進んでいる。
小型車生産の拠点、インド工場から右ハンドル車の小型車を、日本市場に再投入
する計画も持ち上がっている。
スズキは、米国市場の小型車販売を撤退して、タイ工場を新たに稼動させる。
トヨタもインドネシアに、輸出用の生産工場建設の準備を進めている。
これからASEANを中心に、自動車需要が伸びてくると思われる。
2014年 タイ インドネシア 年間140万台(予想)
2011年 タイ トヨタ+レクサス 35.5% ホンダ 10.6% 日産 8.7%
2011年 インドネシア トヨタ+ダイハツ 50.4% 日産 6.3% ホンダ 5.6%
自動車産業の競争は、より一層激しくなりそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿