2013年12月25日水曜日

エネルギー問題

 現在海外から購入している燃料費 年間3兆6000億円
 1日あたり約100億円
 原子力発電が停止されている影響で、貿易赤字が続いている。
 対外収支が赤字の場合は、円が売られて円安になりやすい。
 原発再稼動するまで、電力会社と貿易収支の赤字が続くだろう。

 沖縄の場合、原子力発電所が無い反面、発電規模が小さく。離島の発電コストが高いので、
どうしても他地域の電力料金に比べて、1割程度高くなる。
 火力発電所は、石炭がコストが一番安い反面、煤煙 硫黄酸化物の処理コストがかかる。
 重油は導入しやすい反面、原油価格の高止まりで1リットル100円に近くなり、燃料費が高い。
 今主流なのは、環境負担の少ない液化天然ガス(LNG)発電所。
 但し、環境対策費がかからない分、液化天然ガスを貯蔵する設備や輸送費が高い。
 ロシアや樺太からパイプラインを引けると安くなるが、整備するまで十年ぐらいはかかるだろう。

 太陽光発電の導入が急速に進んでいるが、受け入れ容量がそろそろ限界にきている。
(本土の場合はまだ余裕がある)

 比較的安かった液化石油ガス(いわえるプロパン)が、最近1割値上げされた。
 理由は産地のサウジアラビアで、出荷用のプラントが操業停止で、供給量が逼迫している。
 沖縄の場合85%の世帯でプロパンガスを利用している。離島の場合はほぼ全世帯。
 都市ガスの普及が、那覇市内の一部と西原町程度しか供給されていない。
 オール電化も電気料金が高い影響で、普及率はこれからでしょう。

 岡山県の北部の山村のように、間伐材を活用した地産エネルギー利用を開発しないといけない。
 地域産業の創出と、地域資源の活用 なりより外貨の流出に歯止めをかけるからである。
 イギリスでは、エネルギー価格の高騰で、薪ストーブが見直されている。
 古い住宅には煙突が備わっているが、年に2~3回程度煙突掃除をするらしい。
(煙突が詰まると、一酸化炭素中毒になるらしい)
 煙突清掃士なる資格があり、3日の講習で20万円するが、人気が高い。
 大きなはたきを、電動ドリルに取り付けて、ケーブルを押し出すのが現代的。

 日本の場合は、電気代が高くなると、省エネ家電 特にエアコンの需要が高くなる。
 エネルギー価格の高騰は、維持費やランニングコストの削減を念頭においた方がいいだろう。
 新規サービスの創出にも、つながるかも知れません。

2013年12月17日火曜日

台湾虎航

 台湾で初めてのLCCが設立される事が発表された。
 中華航空(90%)とシンガポール・タイガー航空(10%)との合弁。
 2014年末の運行開始を予定している。
 就航地は、日本や中国本土 東南アジアが予想されている。
 資本金は20億台湾ドル(約70億円)
 タイガー航空のシステムを活用して、低価格での運行を目指している。
 現在日本~台湾間には、ピーチアビエーション(楽桃) Sccot(酷航)
 JetStarAsia(捷航) 今月20日からVanila Airが就航している。

 また、復興航空もLCC新会社の計画がある。
 東南アジア市場での、旅客獲得競争が激しくなりそうです。

2013年12月6日金曜日

回線型 vs voIP型

 携帯電話から発信する、割安な通話サービスの事である。

 skypeやLine 050plusはIPを使った voIP型
 G-callや楽天でんわは、回線交換型である。

 voIPを使ったソフトの場合は、パケット通信を利用するので、パケット通信料+接続料だけで
割安(無料)に通話ができる。
 回線交換型と違い、利用伝送帯域が一定ではないので、通話品質にむらがある。
 wifiを使えば、帯域の問題は解決しますが、エリアに制限がある。
 海外でもネットが使えれば、国内通話並みの料金で利用できる。
(IPを利用して SIPサーバー経由で通話する)

 今回話題になっているのは、回線交換型の割安な通話サービス。
 3社の通話料は、30秒21円 1分42円 3分126円と割高
 これを電話会社の回線を経由すると、30秒10.5円で利用できる。
 仕組みは 電話会社の特番を先につけて電話を掛けると、電話会社の交換局経由で相手先につながる形。
 IP接続型とは異なり、通話回線を利用するので、音質は通常の電話回線。
 海外では接続先がないので、日本国内だけの通話サービス。
 スマホ利用の場合は、専用アプリ経由で通話。普通の電話でも接続用の番号を先に押してから、相手先の電話番号を入力する。
 電話会社の交換局を経由する事により、1社2円の接続料を支払い、相手先にも2円の接続料を支払う。
 残り6円が自社の収入になる。
 自社で電話交換局設備があるから出来るサービスである。
 スマホ用の料金プランの通話料が割高だからこそ出来るサービスでもある。
 3社で年間1兆5千億円の通話料収入があるそうなので、割安な通話サービスがどこまで普及するか、注目したいところ。