7月24日に伊藤忠商事とタイのチャロン・ポカパングループとの資本提携の発表があった。
チャロン・ポカパングループは、タイ最大の企業グループと知られている。
主力は、飼料の製造・販売から始まり、養鶏・養豚業 養殖エビのCP Foods社
タイの7-11を運営している CPALL(約7000店)
携帯や衛星放送事業を行っている TRUE
C.Pの香港にある投資会社が、伊藤忠商事の第三者割当増資を引き受けて 4%引受
日本政策投資銀行との合弁ファンドを通じて0.9%の株式を取得。
合計 1,024億円 約5% 筆頭株主となる。
一方 伊藤忠商事は、香港に上場している C.P.Pokphand.co.Ltd の株式25%分を、
CPFと子会社の投資会社(CPFI)から、870億円で取得する。
香港の上場会社は、主に中国本土とベトナムで、飼料販売と養鶏・エビ養殖事業を行っている。
伊藤忠商事としては、東南アジアの事業の拡大。
CPグループとしては、主力の飼料用の穀物の確保と、鶏肉加工品 冷凍エビの販路拡大につながるとみている。
伊藤忠商事 Charoen Pokphand グループとの業務提携 PDF
CPF 債務削減計画と持ち分の売却 タイ語 CPPの持分売却と債務削減 英語
香港のCPPの株価は0.9HKD 売却が1.1HKDなので、CPFにとっては持ち分が売却できて、販路拡大にもつながるので、悪くないようだ。
売却した持ち分は、債務返済に充てるらしい。
昨年はエビの感染症の影響で、損失が発生しており、2年前は鳥インフルエンザの影響で、想定より収益があがらない状況。
伊藤忠側は、870億円をCPP株25%の取得に使い、残りの164億円をCPグループとの協業に伴う財投融資に活用する予定。
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