2014年5月8日木曜日

タイのLCC 動向

 これまで4時間以内の短距離路線が主な就航路線であったLCC(格安航空会社)
 今度は、中長距離路線への進出をはたそうとしている。
 4月22日に設立された Thai AirAsiaX
 6月22日に初路線となる、ドンムアン~仁川線の就航が予定されている。
 同時期に中国大陸の就航も検討されており、日本にも7-8月に関空・成田線の就航を目指している。
 5年以内には、就航地を10か所に増やす計画。
 The X factor (Bangkok Post)
CEO Nadda Buranasiri 51 トニー氏と同じく、レコード会社出身(Warner Music Thai)
 搭乗率 80% 売上 10億バーツの規模に成長させたいそうだ。

 シンガポール航空の子会社 Scoot と Nok Airの合弁である Nok-Scootも設立を予定しており、
14年秋から15年の就航を目指している。

 現在タイに入国するLCC利用者の割合は、5.85%
 中長距離路線の就航に伴い、LCC利用者の割合は増えてくるだろう。


2014年5月2日金曜日

ネットワークロック

 日本で発売されている携帯電話には、通常SIMロックがかかっている。
 SIMロックフリーの端末だと、SIMカードを入れ替えるだけで、他事業者でも使えるからである。
 日本の場合は、DoCoMoとSoftbankが同じW-CDMA方式なので、相互に使える。
(i-modeやY!等のパケット通信や、キャリア独自のサービスが除く)
 DoCoMoの場合、2011年に発売された機種から、手数料3,240円支払うと、SIMロック解除してもらえる。
 SoftBankの場合は、一部機種のみSIMロック解除ができるが、殆どない。

 面白いのはe-mobileで、2011年以降発売されている機種は、SIMロックをかけていない。
 周波数帯域が1.7GHzと、日本独特の仕様という事情があるかも知れない。(W-CDMA)
 モバイルルーターが主力だが、GP02以降の機種は、SIMフリー端末。
 GP01の場合は、ファームウェアをVer.2以降なら、SIMフリー端末になる。
(初期の端末は、SIMロックがかかっている)
 GP01のファームウェアをVer.3にUPすると、他の事業者でも使えるようになる。

 最近人気のMVNOが提供している、格安SIM(月千円程度)は、DoCoMoの回線を借りて提供している。
 格安SIMを使うには 1.DoCoMoの端末を使う 2.SIMフリー端末を使う のどちらかである。
 格安SIMの人気が高いのか、DoCoMoのモバイルルーターの価格が高く、5千円以上はする。
 一方 e-mobileのモバイルルーターの価格は、DoCoMoよりは少し安い。

 但し e-mobileのルーターで使うには、APN(アクセスポイント)設定が、少し面倒である。
 DoCoMoの中古ルーターでも、APN設定は必要だが、元々使える端末なので、設定に苦労する事は少ないだろう。
 GP01以前のD25HW(C01HW)は、SIMロックは掛かっていないが、ネットワークロックが設定されて
いて、日本の事業者(440)は、e-mobile(44000)とSoftBank(44020)しか使えないようになっている。
 DoCoMoのSIM(44010)を入れても、No Serviceと表示されて使えない。
 どうも、440 の事業者で、使えるところと、使えないところを分けているようだ。

 海外の場合は、事業者による規制は無いので、2100Mhz帯の事業者なら利用可能。
 海外旅行で、モバイルルーターとして使った方がいいだろう。