2013年4月25日木曜日

CP ALL サイアム・マクロ買収

 チャロン・ポカパン (CP) グループでタイでの7-11コンビニ事業を行っている CP ALL
 ディスカウントストア大手のサイアム・マクロを買収すると発表。
 買収金額が最大1889億バーツ(約6470億円) タイ史上最大の買収。
 規模拡大によって、商品調達や流通網の効率化を図る。

 タイでの7-11事業は6800店舗 市場シェア 7割
 一方サイアム・マクロはディスカウント店を中心に60店舗
 業務向け食品・日用品等の現金卸売り事業
 2012年度 売り上げ 1143億バーツ(15%増) 純利益36億バーツ(37%増)

 同日、バンコクで記者会見したCPオールのコブサック最高経営責任者(CEO)は
「15年の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済統合を見据え、ベトナムやミャンマー、
カンボジアなど周辺国への進出も急ぐ」と説明。CPオールはかねてセブンの国外展開を
目指してきたが、ライセンスを持つ米社との交渉は難航している。
 このためマクロを域内展開の先兵としたい考えだ。

 CPオールはタイ最大財閥、チャロン・ポカパン(CP)グループの傘下企業。
 グループ中核のCPフーズは畜産や加工食品のタイ最大手。
 コンビニ店やディスカウント店などの小売り分野を強化して製品の販路を拡大し、
商品の製造や調達といった川上から消費者に届ける川下まで、グループ全体の
収益機会を広げる狙いもある。

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