2013年3月29日金曜日

中国の高速鉄道

 どうしてこうなった。それは
中国の高速鉄道はなぜ不便なのか (JB press)

 鉄道省の役人利権の舞台にされたのは間違いない。
 リーマンショック後の公共投資の一環として、高速鉄道の整備が行われた。
 今では中国主要都市間に、高速鉄道が網羅されている。

 しかし使い勝手については、航空機と変わらない程不便である。
 まず都市の郊外に巨大な新駅を建設している。
 新駅に行くのに、バスやタクシーで30分移動しないといけない。
 駅に着いても広大な駅舎の中から、切符売り場を探して切符を購入する。
 以前は自動販売機も利用できたが、今は人民IC身分証がないと買えない。
 外国人は有人販売で、メモと中国語で格闘する事になる。
 全席指定なので、指定された列車を待つ事になる。
 自由席がないので、終電間際に行っても切符が購入できず、もう一泊する事もある。
(在来線に夜行長距離列車が運行されている事もある)
 改札も出発直前の15分前に始まり、出発5分前に締め切られる。
 ホームに着いても、駅別販売枠があるのか、特定の車両に乗客が集中。
 到着しても、市街地から離れた新駅から、バス・タクシーで移動する。
 都市間の乗車時間は短いものの、新駅へのアクセスに1時間掛かる事もある。

 一般の人民は、時間はかかるが安くて市街地に近い在来線を利用する傾向がある。
 都市間直行の列車があれば、距離の低減効果が生じて安く移動できる反面、
満席の場合は、列車毎に分割して購入する事もある。
 しかも乗り継ぎに配慮されていないダイヤや運賃なので、鉄道網が生かされていない。
 基本的には各運輸局別で運行されているので、運輸局のご都合で運行されている。
 車両は外国から最新の動力分散式車両を導入しているが、信号や運行システム
建設された軌道基盤が合わさって、安定的な運営が可能になる。

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